
今回は「仕事の依存度チェック」だよ
はじめに
FIRE(経済的自立と早期退職)を考えるとき、
「退職して大丈夫か?」と不安になるのは
ごく自然なことです。
中でも意外と見落とされがちなのが、
「働くことそのものへの依存」です。
経済的な問題が解決したあとも、
働いていない自分に価値を感じられなかったり、
「社会から切り離されたような孤独感」に襲われたり…
そんな状態にならないために、
今のうちに“心の準備”として、
「働くことへの依存度」を確認しておきましょう。
「働くこと=アイデンティティ」になっていない?
仕事が自分の存在価値と直結しているケースは少なくありません。
・「A会社のBさん」と呼ばれる自分
・成果を出すことで得てきた承認欲求
・忙しくすることで感じる“自分の役割”
それが悪いということではありません。
しかし、働くことを手放して、
「心に穴が開いた」と感じる人もいます。
仕事に価値を感じていた人は退職後に辛くなることも…
そんな人には「早期退職」は有効でない可能性があります。
自分が仕事にどの程度の価値を感じているか、
一度よく考えてみませんか?

「退職=幸せ」とは限らないんだね
仕事への依存度チェックリスト
以下の項目に、いくつ当てはまるか確認してみてください。
□ 仕事をしていない自分は「価値がない」と感じそう
□ 毎日、働いていないと落ち着かない気がする
□ 収入がなくなることより、名刺や肩書きを失うことが怖い
□ 暇な時間ができると、何をすればいいかわからない
□ 周りから「無職」と思われることに抵抗がある
□ 自分の話題が「仕事の話」ばかり
□ 何かをしていないと“サボっている”と感じる

3つ以上当てはまる場合は、
働くことが自己イメージに大きく関係している可能性があります。
FIRE後、「時間」と「自分」をどう使うか?
働かなくなると、日常に“時間の空白”ができます。
誰にも予定を決められない
誰にも評価されない
自分で決めて、自分で行動する毎日
それは自由でもあり、不安定さでもあります。
FIRE後に後悔する人の中には、
「自由は手に入ったけど、居場所がなくなった」
と感じてしまう人もいるのです。
自分らしい「時間の使い方」を見つけておこう
FIREを目指すなら退職に備えて、準備をしておくのがおすすめです。
・仕事以外で熱中できることを見つける
(趣味・学び・活動)
・自分の時間を楽しむ「練習期間」をつくる
・自分のためだけに動く日を週1日だけでも作る
・小さくても「社会とつながる場」を考えてみる
(ボランティア、地域活動など)

「自分らしい」ってどんなかな??
まとめ
FIREは「働かないこと」ではなく、
「働き方や生き方を、自分で選ぶこと」だと私は考えています。
その選択をより自分らしいものにするためにも、
「働くこととの距離感」を確認してみてください。
仕事を大切に思うことは、ごく自然なことです。
自分の価値観と違うなら、「早期退職」はする必要がありません。
FIREの中には、「退職しない自由」もあるのです。

FIREには色んな選択肢があるんだね
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